アラフォー独身女性が考えてること

これ、いいな。と思うことを書きます。

RPAで仕事を効率化できたときに、自分が人間だと確信した

RPAを導入している企業がどれくらいあるだろうか

前回の記事で、AIで会話を文字にする商品のご紹介をしました。その中で私はRPAの話を詳しく紹介しますとお伝えしましたので、本日はそれを有言実行します。まずは、どんなサイトに行ってもあるような何の頭文字をとった言葉であるかの説明から入ります。

RPA=Robotic Process Automation

業務上のプロセス(仕事の流れ)を覚えさせて自動化するロボットです。私の感覚ですが、ロボットというと小さいころドラえもんやペッパーくんみたいな形ある二足歩行的なものを思いうかべ、中高生頃には工場などで自動でアームが動いている二足歩行でなくともウィ~ンと音を鳴らして動く形あるものをロボットと言うようになり、社会人になってからはオートメーション作業をするもの全てをロボットと捉えるようになりました。

古い資料しかなかったのですが、面白い資料がありましたのでリンクを貼ります。

www.fujitsu.com

3年前の資料です。このときのアンケート結果では導入予定までを含めてRPAの採用は2割程度にとどまっていたようです。実際に導入している企業の中でも導入後の使用状況のアンケートとしてPoCと答えている企業が1/3ありますから、本格的に導入を終えて実働までたどり着いている企業はおそらく10%以下というところにとどまるでしょう。

私は3年前にRPAという言葉を知っていたかと問われたら、自信をもって「知りませんでした」と答えられます。導入を開始するときに初めて知りましたから1年半前です。

ロボットに任せられる仕事がどれくらいあるか不明なところからの開始

私がRPAという言葉を知った時、人事に所属していました。勤怠管理のチェックや社員との1対1ミーティングの定期開催やもちろん、計画的人員配置の予算組や中途採用の実施など、社労士さんとのやりとりが発生してなかなか専門的に行うと面白そうな仕事でした。

その部署にいるときに、いつも嫌だったのが勤怠チェック。勤怠システムからダウンロードしたCSVを加工して時間を見やすくするために書式を整えたり、遅刻早退に該当する部分がないか見たり、所定休日の不足がないかとかこの休みは有休ではなく慶弔休暇でいいだろみたいなものをひたすら全社員分行う行事があります。丸1日、これにかけます。何ならエラーチェックのためにコールした相手が休みなら翌日までこの作業をします。

ちなみに、時間表記は使用しているシステム上で直せました。これに気づかない人が作業をしていたから余分に発生していた変な仕事でした。ただ、その他はさすがに人間の目でしか確認できないと思い込んでいましたが、これがそうでもなかったのです。

例えば、所定休日の不足がないかは、どこかに所定休日の正しい数字があれば、そことあっているかどうかをエクセル上で確認させることができます。遅刻早退がある人だけをマークアップすることもできます。有給休暇を取ったメンバーのリストアップもできます。

これは人間の目でやったほうがエクセルの関数を組むよりも早いし、関数が難しそうだからやらなくていいやと思っている人間だったから人間の時間を8時間×2人も費やしていたのです。この考え方を払拭して、一瞬だけ頑張って関数に取り組んで、関数のエラーがないかを3か月くらいやってみて、それで合格したらその後はロボットにやってもらおう!という方向に持っていければ良いだけだったのです。これに気づけるかどうか、だけでした。

人事としてRPA導入は企業の基礎力をアップさせる良い機会と捉えた

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さて、私はあまりエクセルの操作が得意なほうではありません。しかし、RPAの実装に向けてPoCメンバーに抜擢してもらえたおかげで考え方が随分と変わりました。(PoCとは実証検証のことを言います、プロジェクトを実際に採用するか否かを決定するためのテスト期間のような捉え方で私の場合は使っています)

まず、RPA導入に関しては各部署のやり方と残したい結果があります。それを全て把握することはまず難しく、部署の意向をどう実現するかを考える必要がありました。その時に際立ったのが、今使っているアプリケーションのスキルが低いことでした。使える人はとことん使える、使えない人は極端なことを言えば文字をセルに入力するだけ、SAM関数で精いっぱい・・・。自分がどんな仕事を繰り返しているかが分からない人もいました。蓋を開けてみたら意識していないだけでしたが。

アプリケーションへの能力の均衡化を図ることで、スキルを向上させることがRPA導入前に必要だと気づけたことが人事の観点からは大変ありがたかったです。同じ結果にたどり着くまでに、人によってスピードが違うのはこのスキルのチクハグな感じがある、スキルが低い人の作業時間に残業代を払うのは意味が分からない、せめて同じ作業を出来るまでのスキルを全員に備えてもらおう、そうすれば人間しか出来ない活動への脳みその使い方があらわになるじゃないか、それこそが生産性向上に必要なスキルじゃないか、と。

PoCメンバーとして不純な理由かもしれませんが、スキル均衡化のためにもRPAの導入を強く願いました。エクセル講習とPPT講習を月2回開催したらRPA以外の仕事も効率的に行えるようになるじゃないかと訴え、会社の基礎能力均衡化を含めたRPA導入のために一生懸命動いたのが懐かしいです。

結論です、RPAは自分の仕事を楽にするためのアイテムではありません。これまで自分がやらなくてもよかった仕事を削除し、その時間を使って利益をさらに上げるために導入するもので、何なら今の仕事よりも脳みそをパンクさせる基盤を作るためのものです。企業側としてはその利益が残業代削減となるでしょうし、働く側としてはコミュニケーション量の確保だったり、試行錯誤の時間確保だったりします。こうして企業は生産性を上げていくのだなという大変面白いプロジェクトに参加できて幸せでした。